化粧品生産ライン用 全自動ケースパッカー

製品概要とコアデザイン :

化粧品生産ライン用のフルオートマチックケースパッカーは、海外技術を導入して革新的に開発された空気圧＋電動のデュアルモード装置です。コンパクトな構造と洗練された外観を備えており、サーボドライブシステムにより振動のない安定した運転が可能です。消費電力はわずか5Kwと低く、化粧品業界の精密な生産ニーズに対応し、手作業による介入を大幅に削減するとともに、ケース詰めの効率を大きく向上させます。

主要性能と作業フロー :

装置にはカスタム設計されたボトルグリッパーが装備されており、化粧品ボトル（リキッドファンデーション瓶、口紅チューブ、スキンケアボトルなど）の形状に応じて専用のボトル把持機構として設計可能です。ボトル供給コンベアはボトルをボトル収集エリアまで搬送し、そこでボトルディバイダーが列に整列させてグリッパーによる把持を可能にします。パッキング中はカートンが静止した状態で保持され、パッキング完了後には新しいカートンが同時に供給されるため、効率が最大化されます。ボトル／カートンコンベアは非同期モーターで駆動されており、周波数変換器および接触器との連携により、自動的なボトル供給、整列、カートン供給および排出を実現しています。2組のボトルグリッパーが所定の本数のボトルを同時に掴み取り、その間隔はエアシリンダーによって柔軟に調整可能です。

安全性と操作上の利点 :

化粧品生産ライン用のフルオートマチックケースパッカーは、安全ドアおよび複数セットの安全保護検出装置を備えており、作業上の安全リスクを排除します。オープンタイプのタッチスクリーン操作を採用し、故障コードとその解決方法が内蔵されています。故障が発生した場合、問題を迅速に特定でき、メンテナンス効率を60%向上させます。また、各種仕様の化粧品の包装ニーズに対応するため、運転パラメータのリアルタイム変更も可能です。

スマートな人間と機械のインタラクション、可視化された操作 :

化粧品生産ライン用のフルオートマチックケースパッカーは、人間と機械の対話が深く行える人機インターフェースタッチスクリーンを搭載しています。化粧品ケースの包装速度（単位：カートン／分）をリアルタイムで表示するため、管理者が生産リズムを制御できます。装置がボトル詰まりやカートン不足などの故障に遭遇した場合、インターフェースは「空気圧式ボトルストップ故障」などの故障原因および「コンベア端シリンダー」などの故障場所を正確に表示します。専門知識を持つ担当者は不要で、通常のオペレーターでも表示されるガイドに従って対応可能です。自動化率は95％以上に達しており、故障による停止時間に起因する生産性の損失を低減します。

PLCと周波数変換のデュアル制御、信頼性の高いシステム :

PLCプログラマブルロジックコントローラおよび周波数変換制御システムを採用し、化粧品瓶の選別、把持、包装の全工程を正確に制御します。PLCは高速通信機能を備えており、各種コンポーネントからの信号（ボトルグリッパーの圧力やコンベア速度など）をリアルタイムで受信できます。強力な診断機能と組み合わせることで、潜在的な故障（例：周波数変換器パラメータの異常）を早期に警告することが可能です。周波数変換制御により、コンベア速度を柔軟に調整でき、細長いリップスティックチューブや短く太いクリームジャーなど、異なる仕様の化粧品瓶の輸送ニーズに対応できます。操作はタッチスクリーン上でパラメータを変更するだけで済み、機械部品を分解する必要はありません。コンパクトな構造のため余分な作業場スペースを占めず、システムは8,000時間以上連続無故障で運転できます。

4段階圧力低減保護、ボトルの転倒リスクを解消 :

化粧品製造ライン用のフルオートマチックケースパッカーは、画期的に4段階の減圧設計を採用し、化粧品瓶が供給元から安定して輸送されることを保証します。第1段階の減圧は、瓶供給コンベアと前方コンベアの速度差によって実現され、瓶の重なりや衝突を回避します。空気圧式の瓶ストップ装置が第2段階の減圧を提供し、瓶の輸送時の衝撃力を低減します。コンベア端部のシリンダーはさらに2段階の減圧を実施し、速度を緩和します。この4重保護により、化粧品瓶への負荷が完全に低減され、瓶グリッパーと瓶との位置ずれは≤0.3mmに抑えられます。包装工程に入る際、瓶は無負荷かつ安定した状態にあり、転倒率は0.1％以下に制御されています。これにより、化粧品瓶本体およびラベルが完璧に保護され、転倒による製品の損失や再作業が防止されます。

起動前の準備（5分） :

装置の外観を確認し、安全ドアが閉じられていること、ボトルグリッパーに損傷がないことを確認してください。三相380V電源および0.6～0.8MPaの圧縮空気を接続し、主電源スイッチをオンにします。タッチスクリーンから「パラメータ設定」画面に入り、化粧品瓶の仕様（例：直径、高さ）およびカートンサイズに応じて、掴む瓶の数やコンベア速度などのパラメータを入力します。完了後、「自己診断」をクリックしてください。システムは各部品の状態を自動的に検出し、自己診断合格後に待機モードに入ります。

運転（2分） :

空の段ボール箱を段ボール供給装置に入れ、化粧品ボトルをボトル供給コンベアに投入します。「自動運転」ボタンをタッチパネル上でクリックして、化粧品用フルオートケースパッカー生産ラインを起動します。ボトル供給コンベアがボトルをボトル収集エリアまで搬送し、ボトル分割装置がそれらを列に整列させて掴み位置へと搬送します。ボトルグリッパーがボトルをつかみ、静止している段ボール箱内に正確に配置します。包装後、次のサイクルを開始するために新しい段ボール箱が同期して供給されます。運転中は、生産速度や装置の状態をタッチパネルでリアルタイムに確認できます。異常が発生した場合は、「緊急停止」ボタンをクリックしてください。

停止および清掃（8分） :

生産タスクを完了後、「停止」ボタンをクリックしてください。装置がリセットされた後、電源および空気供給を遮断します。無塵布で瓶把持具とコンベアの表面を拭き、化粧品瓶の残留汚れを除去してください（油汚れがある場合は中性洗剤を使用して拭き取ってください）。瓶把持具のシリコーンパッドの摩耗状況を確認し、損傷している場合は timely に交換してください。最後に、当日の生産数量および装置の運転状況を記録し、次回の起動準備を行ってください。

Q1： 特殊形状の化粧品容器（例：ダイヤモンド型のリップスタータブ）にも対応できますか？

A1: はい、特殊形状の容器に応じて専用の瓶把持機構をカスタマイズ可能です。設計および製作は3～5日で完了し、メイン装置の交換は必要ありません。

Q2： 「瓶把持具のアライメントずれ」というエラーメッセージが出た場合、どのように対処すればよいですか？

A2: タッチスクリーンで「パラメータ校正」インターフェースに入り、ボトルグリッパーの位置パラメータを再調整するか、コンベヤーにオフセットがないか確認してください。これにより10分以内に問題を解決できます。

Q3： 装置の1日あたりの電力消費量はどれくらいですか？

A3: 運転中の消費電力は5kW、待機中は1kWです。1日8時間の稼働を基準に計算すると、平均的な1日の電力消費量は約42kWhで、低消費電力です。

お見積もりに関するご質問、カスタマイズのご要望（特殊形状のボトルへの対応など）、化粧品生産ライン用フルオートマチックケースパッカーの現地での試運転の手配についてご希望の場合、貴社名、連絡先、化粧品瓶の仕様をご記入ください。弊社の営業担当が24時間以内にご連絡し、貴社の化粧品生産ラインが効率的な自動ケース詰めを実現できるよう、カスタマイズされたソリューションをご提供いたします！